アートクレイシルバー、PMC銀粘土でフクリン留めできる石枠の作り方を紹介します。当店が作成した実用新案モールドを用いて合成石入りの手作り作品が簡単に完成します。
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《モールドを使ったフクリン留め石枠の作り方》

銀粘土用シリコン フクリン石枠モールド  で合成石を焼成するだけでフクリン留めできる石枠を作っていきましょう。 

作業を始めるにあたって銀粘土はPMC、アートクレイシルバーのいずれでもかまいませんが必ず以下のものをご用意下さい。
1.銀粘土スターターキット又は同等の材料
  ○焼成用具(種類は問いませんが必須です)
  ○銀粘土7g(PMC、アートクレイシルバーはどちらでもかまいませんが必須です)
  ○フクリン石留用モールド:石枠モールド(小)4-7 U1~ハート・スター徳用 U30
    のいずれか   (必須です)
    本製品で作成された石枠は合成石をセットして焼成すると石留めができる
    当店考案の実用新案のものです。
    銀粘土にはPMCとアートクレイの2種がありますがいずれの場合にも使用
    は可能です。

    製作できる石枠は大きさにもよりますが、石枠モールド(小)4-7の場合は、

    7gの銀粘土で2~3個の製作できます。 

1.

<離型材の塗布>
シリコンモールドの溝に離型シリコンスプレーまたはオイルを必ず塗布してください。

シリコンスプレー(銀粘土用を推奨します ユニコフ製1470円など)の場合は、シュッと一噴き(軽くワンプッシュ)するだけで作品の表面仕上げが綺麗にでき便利です。          (詳細は左写真をクリックして確認して下さい。)

ただし、必須というわけでは有りませんが使用した方が失敗が有りませんので是非お使い下さい。

2.

 粘土を取り出してシルバーコロ等で転がして皺をなくします。

左右の親指と人差し指の指先で固めるように圧力をかけて丸めてもよいです。 

皺はできあがった型の表面に出るので絶対に無くしましょう。

3.

銀粘土を少なめにしてモールドに詰め、石枠の底面を付けずに、穴あきになるようにすると後々の作業は楽になります。

真ん中の突起部から空気が抜けるような感じで石枠に銀粘土を詰めるときれいにできます。

4.

 やや多めに粘土を詰めた方がモールドに銀粘土を詰めやすいですが、その場合は最後は余分な粘土をとって整形しましょう。

真ん中の突起部に空気が有るようなら、その部分に穴を開けて空気を抜いてください。


その後底面付きならば銀粘土を再度盛り付けるようにしましょう。

5.

 詰め終わったら石枠の銀粘土の裏面を指又はシルバーコロ等で押し圧力をかけて平らに仕上げます。

銀粘土がモールド内に行き渡るようにクロスの後面から圧力をかけるように押さえましょう。
 

6.

 そのまま数時間おいて自然乾燥させます。自然乾燥が変形などが生じないもっとも良い方法です。

乾燥を急ぐ場合はドライヤで乾燥させますが、若干外側に反ることがあります。

乾燥が進むと、モールドと粘土との間が剥がれてほんの少し隙間ができるのが分かります

7.

 完全に乾燥が終わればクロスは自然にモールドから離れます。


型から抜く場合は、割り箸を2本下に置いてモールドを逆さまにしてそのうえに設置します。

8.

 型から抜く場合は、割り箸を2本下にしてモールドを逆さまにして後ろから棒などで軽く叩きます。

型から抜けにくい場合は、少し乾くのを待ちましょう。
 
《注意》
銀粘土が割り箸にかかると割れることが有りますので、石枠にかからないように注意しましょう。

禁止事項

 モールドをむやみに曲げると破損することがあります。
無理に曲げたりしないでください。 

乾燥前にモールドを曲げて作品を無理に剥がそうとすると、作品が変形することがあります。

また、乾燥後にモールドを曲げて作品を無理に剥がそうとすると、作品が変形し破損することがあります。

9.

 銀粘土の石枠を、複数作る場合は前記1~8の手順を繰り返してください。

《ちょっとしたノウハウ》
一般に石枠の底面は抜いておく方(左図の左)がトップが完成したときに石の発色が良くなります。

また、底面無しの方が銀粘土も若干少なくなります。

製作された石枠は、指定する合成石よりも若干大きくできています。これは、PMC、アートクレイシルバー銀粘土ともに焼成後、収縮するからです。当店の石枠モールドはこの収縮を利用してフクリン止めを行っており、これが実用新案となっています。ぜひお試しください。

 

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