乾くと木になる粘土、カービングクレイでつくるスズメ目小鳥の作り方を紹介しています。粘土(クレイ)で作るカービングだからクレイカービングといいます。クレイカービングは造形を粘土感覚で、仕上げはバードカービングと同じに行えますから、大人から子供まで楽しめる新しいカービング方法です。フィギュア感覚の造形で小鳥を作り、バードカービングの要領で仕上げもできます。
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クレイカービング<小鳥の作り方>

乾くと木になるカービングクレイでできた鳥のフィギュア作成キットを基にして様々な小鳥を作ることができます。

<製作に必要なもの> 

1.クレイカービングキット(小鳥のボディー、羽根等、脚の材料、サンドペーパー、カービング粘土はキットに含まれています)

2.接着用木工ボンド、仕上げ用絵の具(水性アクリルが最も綺麗に仕上がりますが、特に指定はありません)

3.上級者は細密仕上げように小型なやバーニングペンを利用して細部を仕上げることもできます 

 

 <準備するもの>

●デザインベース(ヘッド、胴体、羽根)  ●紙ヤスリ   
●カービングクレイ(余ったクレイで飾り台座を作りましょう)
以上の材料はキットに含まれます

●木工用ボンド ●彫刻刀または小刀  ●丸い棒か管状のもの
●水彩絵の具(アクリル絵の具が最適)   ●パレット    ●絵筆 
●鳥足(小鳥の足作成手順に従って、予め制作しておきます)

 

デザインベースの胴体の凹みの部分に木工ボンドを塗ります。(この凹みの部分に次の手順2で鳥の頭がのります)

付属のカービングクレイでも接着は可能です。ただ、ここでは乾燥に時間がかかるため木工ボンドを利用しました。

 

 首の向きなどのデザインを考えながら首を接着した後、十分に乾燥させます。

このときの首の角度が仕上がった小鳥に表情を与えます。

いろいろと試してみましょう。

 

 

 胴体と首の角度、首の向きを変えるだけで、鳥の表情が大きく変化します。

また、尻尾の接続角度なども変えてみると良いでしょう。

尾はスズメ目の小鳥の種別によって長さが異なるので長めに作成されています。

実際の作成では、キットに添付されている図面や図鑑などを参照して、適切な長さに切ってお使い下さい

 

 

 首と胴体の間を埋めるようにつめるために、小指の先位のクレイを棒状に延ばします。

クレイの代わりに細い麻縄を首に巻いても良いです。大きな鳥の場合には、その方が乾燥が速くなるので5.以降の製作過程が容易になります。

 

鳥の頭と胴体の間の段差に詰めたクレイを左右の親指の腹で隙間無く平らにならします。

この部分にクレイの代わりに麻ひもを巻いておくと粘土が少なくてすみ、乾燥も速くなります。

巻き始めと終わりにはポンドをつけて接着しましょう。

 

 クレイを板状(1mm厚位)に平たく延ばし、接合部(首)に巻き付けます。

仕上げ用の粘土です。

厚くしても良いですが、乾燥に時間がかかるばかりでなく、鳥の質感を確かめながら整形するためにも薄い板状に延ばした方が良いです。

 

 板状クレイを3,4回に分けて巻き、親指の腹でのばした後十分に乾燥させます。

表面が平らになるように仕上げましょう。

デザインベースとクレイに段差がないように均しましょう。

 

 完全に乾燥したら粘土の段差が無くなるよう大まかにに紙ヤスリや彫刻刀で表面を整形します。

季節や気温によって乾燥時間は異なります。夏場で半日、冬場で1日くらい乾燥させることが必要です。

 

 作製する鳥の尾の長さや角度を考えてクレイを追加して造形し直します。

キットでは製作された尾羽が入っていますから、製作する鳥の尾の長さにカッター等で切ってから張り付けてください。

 

No.5で作ったような厚さ3mm位の粘土板を 羽根の内側に付けて胴体に押しつけて接着します。

このとき、羽根の角度を尾に対して水平よりやや下げると鳥がリラックスし、やや上げると緊張感の出たデザインになるようです。

クレイ量で細身の鳥や太めの鳥に等の調整ができます。

 

 

 羽根からはみ出たクレイを指でならし、クレイを足して全体の形を整えます。

段差がなくなるように丁寧に伸ばしてください。

羽根に少し被さるように粘土を延ばしていくことがコツです。

 

 胴体と羽根を成形し終えたら、全体が乾燥するまで待ちます

季節や気温によって乾燥時間は異なりますが、夏場で半日から1日位、冬場で1日以上乾燥させることが必要です。

 

 本体が乾燥するまでに、足を制作しておきましょう

足の制作手順を参照する

 

 本体が完全に乾燥したら(12日)、カービングベースのスリックバードが完成です。

No.7と同様にヤスリがけを行い、表面の段差がなくなるようにしましょう。

この状態で終了する場合はNo.15進んで下さい。カービングの上級者の方はここからバーニングペンや刃物を用いたリアルカービングを行うことができます。

 

 カービングベースに羽根や尻尾の細部の彫り込みを行います(バーニングペンを使用してカービングを行っても良いでしょう)

バーニングペンの模様は非常に綺麗に入ります。

 

 本体の足の取り付け穴に、足を接着します

足の制作手順を参照する

 

 細部のカービングが完了したら、できれば一度木工用のクリアラッカーを塗っておきましょう。そうすることで絵の具の染み込みがなくなり彩色が綺麗になります。

細部のカービングが完了したら、全体を白色で塗っておきましょう鳥の特徴を観察し、胴体や羽根に色を塗り、目を黒く塗って完成です

 

 鳥の特徴を観察し、胴体や羽根にアクリル塗料などで色を塗り、目を黒く塗って完成で。

眼には木工用クリア塗料を塗るとガラスアイのように綺麗に仕上がります。

本サイトの作品は全てガラスアイを使用していませんが眼の表情もでていると思います。

  

 

 

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